ある会社の調査で、スマートフォン(スマホ)を持っている人は、持っていない人に比べて、腕の筋力が高かったそうです。
なっとくんは、「きっとスマホを持っていない人の方が高齢だからだろう。もうだまされないぞ」と思いました。
なっとくんは、「スマホを持っている人と持っていない人で、年齢さえそろえれば、公平な比較になるはずだ!」とひらめきました。
この考えは……
2つのグループを比較する場合、年齢だけでなく、性別や体の状態など、他の条件も、できる限りそろえる必要があります。
最もよい分け方は、くじ引きなど、まったくの偶然に基づいて分ける方法です。
対象となる人たちを、くじ引きで2つのグループに分けた上で、一方はスマホを持つ、他方はスマホを持たないことにして一定期間を過ごし、腕の筋力を比較するような研究のことを、ランダム化比較試験(RCT)といいます。 RCTは、治療や予防が有効かを確かめる場合、科学的な根拠(エビデンス)のレベルが高いとされています。