エリは、健康食品店で、新発売のダイエットサプリ “ヤセルンルン”を見つけました。
正月太りのモニター50人に、ヤセルンルンを6カ月間飲んでもらったところ、夏の終わりには、40人で体重が減ったそうです。
エリは、ヤセルンルンを飲んだ後に体重が減った人の割合を計算しました。 50人中40人の体重が減ったので、割合は80%です。
「ヤセルンルンを飲むと、80%の人がやせられる!」と考えました。
この考えは……
この情報だけでは、“ヤセルンルン”が体重を減らしたのかは、分かりません。夏の終わりの体重は、ヤセルンルンを飲まなくても、夏の暑さで食欲が落ち、減ったのかもしれません。
ヤセルンルンが体重を減らしたかどうかは、飲んだ場合と飲まなかった場合を比べなければ、分かりません。
(“ヤセルンルン”を)「飲んだ」→「やせた」→「効いた」と考えるのは、「~た」が3つ続くので「3た論法」と呼ばれています。
本当は、比較しないと分からないにもかかわらず、あたかも真実のように聞こえてしまう「3た論法」に、まどわされないよう注意しましょう。